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中学生にこそ必要なのに

小中高校あたりまで日常の授業に取り入れられる「保健」の授業。
正確には「保健体育」と言われることが多く、その時間帯には保健の授業を受けるか、あるいは体育の授業を行うことになっている。
小学校のうちはそこまで本格的な保健の授業は行われないけれど、中学校になると第二次性徴期に入ることもあり、保健の授業は一転して重要度がアップ。
実際、うちには中学生の息子がいるのだけど、小学校の時に比べて保健の授業が格段に増えたのだとか。
教科書もかなり分厚いし、ちゃんと期末テストの科目にも入っているので、気を抜くわけにはいかないんだよね。
ところが東京都東村山市立にある中学校にて、この保健の授業が少なくとも2年以上も実施されていなかったことが判明したらしい。
国では、保健の授業は中学3年間で48時限程度の授業を行うよう定めていて、単純に計算すると1年間あたり16時限は保健の授業をしなきゃいけない。
ところがこの学校では2014年度から今月までの2年あまり、一度も保健の授業をしていなかったのだそう。
ちなみに本来保健の授業を行うべきだった時間帯には、体育の実技が充てられていたということで、要するに「保健体育」ではなく「体育」のみを行っていたということらしい。
学校側の説明としては、過去に学校が荒れていた時、体を動かす体育の方が生徒指導に効果的という理由から、保健のかわりに体育の実技をやるようになったのだそう。
保健体育の担当教員は数人いるのだけど「年に1、2回授業をした記憶がある」と答えたのはなんと1人のみで、残る数人は「全く行っていなかった」と答えたというからすごい(´Д`;)
中には「10年間、全く保健を教えていない」なんて話している先生もいるとのことで、確かに「2年以上」というのは「少なくとも」の話みたいね・・・。
まあ実際に10年間保健の授業をやってきていないというのであれば、今までバレなかったことが不思議。
さらに言うなら、なぜ今年になって突然バレたのかも疑問(^_^;)
まあ生徒は先生の組んだカリキュラムにしたがって授業を受けているわけだし、ぶっちゃけ、保健の授業よりも体育の実技の方が楽しい・・・という気持ちもあるだろうから、これまで問題にならなかったのかなあ。
保健と言うと、体のしくみとかそういうイメージがあるけど、実際にはけがや病気時の応急処置とか、麻薬の怖さを教える内容とかも盛り込まれているから、やっぱり思春期にこそ保健の授業は大切だと思う。