飲み物は常温です

冷え性に悩む主婦の毎日

クローズドサークルもの

お題「好きなミステリー」

 

お題「好きなミステリ」第二弾(笑)
王道だけど、クローズドサークルものが好き。
雪山に閉ざされた山荘とか、外界との唯一のつながりである橋が崩落したとか、船でしか来られないような孤島とか、そういうの。
警察という組織が介入できず、さらに被害者候補が全員足止めされて逃げられないという、犯人にとってはまさに一石二鳥の舞台って、緊迫感があってワクワクが止まらない笑い
実際には、現代において人が長時間閉じ込められるなんてことはそうそうないのだけど、そこはフィクションの世界だから、ありえそうもないことでも現実にすることができる。
というか、ありえないことだからこそ、物語の中で体感してみたいし、フィクションとして思う存分楽しんでみたいんだよね。
そういうとき、ベタなやりとりがあって、次の被害者はこいつだな~なんて予測できるのもまた楽しい(笑)
たとえば人が次々殺されているのに、一つどころに固まらず、あえて一人になりたがる人間とか。自分だけでも何とか脱出してみせる!と意気込んで外に出て行く人とか(笑)
そういうパターンをマンネリと言う人も多いと思うけど、私はそういうありがちパターンを眺めて、あえてニヤニヤするタイプ(^_^;)
もちろん、そういう固定パターンを楽しめるのは、肝心のトリックや犯人が斬新な場合のみ。
逆に流れが予想の斜め上を行っていても、トリックや犯人がベタだったら駄作だと思うしね。
クローズドサークルものの場合、閉鎖空間のせいか、殺人の動機とか人間関係とかにはあまりこだわっていないものが多い。
だってそういう情報は、あちこちで聞き込みしたり、過去のデータベースを利用したりするほかなくて、クローズドサークルの環境下では調べようがないもんね。
そのぶん、犯人の意外さやトリックの秀逸さに重点が置かれていて、純粋に謎を楽しめるっていうところが好きなのかもしれない。